顔認証 ネットワークカメラ iBS-2CD7146G0-IZS クイックスタートガイド

・ 目次
使用前準備
IP アドレスの設定
プラグインのインストール
手動録画方法
microSD の設定
カメラ操作方法
ディスプレイ設定
スケジュール録画
スケジュール録画の再生
顔画像ライブラリの作成
顔認証
顔認証の設定


使用前準備

カメラの内部には、画像 または、映像を保存するための microSD カードを搭載する場所があります。
以下では、カードを挿入する手順を説明いたします。
作業時には、搭載する microSD カードプラスドライバー 及び、ピン 6ロブT20 トルクレンチを事前に準備して下さい。

【手順】
1. 用意した T20 のトルクレンチでカメラの保護カバーを固定している 3本のネジを外します。

2. カバーを外して内部が見えましたら、以下の画像のように microSD カードの挿入口があります。

3. カバーが開きましたら、用意しました microSD カードの向きに注意して、カチッという音がするまで挿入します。

4. microSD カードを取り付けましたら、カバーをネジ穴の位置に合わせて、ネジを締めて固定します。

5. 上記 4. までの作業が完了しましたら、LAN ケーブル電源ケーブルを下記の画像のように接続します。

6. 電源ケーブルと AC アダプターを接続してください。


IP アドレスの設定

カメラの IP アドレスは、「192.168.1.64」と仮定してご説明します。
PC 側の IP アドレスは、「192.168.1.100」と仮定してご説明します。
なお、環境によっては、設置先が指定した IP アドレスを使用する必要があります。
その場合、「カメラ」と「PC」の合計 2つの IP アドレスを割り当てていただくように依頼してください。
カメラの画像をパソコン上のソフトウェアで見るには、事前にカメラと PC の IP アドレスを同じネットワークに設定する必要があります。

【設定方法】
1. コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」→「ネットワーク接続」の順に開き、イーサネットからプロパティを開きます。

2. イーサネットのプロパティが表示されたら「インターネットプロトコルバージョン4」をダブルクリックします。
    以下の画像のように「192.168.1.100」を設定します。OK ボタンで各画面を閉じてください。

ネットワーク側の事情で IP アドレスを変えることができない場合は、カメラ側の IP アドレスを変更してください。
なお、環境によっては、インターネットに接続できなくなる場合があります。
そのため、ネットワーク管理者に IP アドレスを変更して良いか、ご確認ください。

3. Microsoft Edge または、Google Chrome を起動し、アドレス欄に「192.168.1.64」と入力して、ログイン画面を開きます。

4. ログイン画面が表示されましたら、パスワードを入力します。
ID:admin (デフォルトで設定されております。)
パスワード:Administrator1

5. 『ライブビュー』画面が表示されます。

6. カメラの IP アドレスを設定する手順は以下の通りです。
  「環境設定」>「ネットワーク」>「基本設定」>「TCP/IP」の順で以下の画面を開きます。

7. カメラの IP アドレスとして、指定したい IP アドレスを IPv4 アドレスに入力します。

8. 数値を入力したら「保存」ボタンをクリックします。
※ サブネットマスク、デフォルトゲートウェイは、設置先からご指定された内容に従ってください。

9. カメラの IP アドレスの設定が完了すると『ライブビュー』画面にカメラの映像が映ります。


プラグインのインストール

【インストール手順】
1. プラグインのダウンロードをクリックします。

2. ダウンロードを開始すると以下のメッセージ(図①)が表示されます。

3. マウスポインタを図① のメッセージ上へ移動すると右端に「…」が表示(図②)されるので、「…」をクリックし、
    表示されるポップアップメニューの保存(図③)を選択します。

4. 図④ が表示されますので、詳細表示(図⑤)を開き、保持する(図⑥)をクリックします。

   

5. 以下のメッセージ(図⑦)が表示されましたら、ダウンロードは完了となります。

6. 表示されているメッセージ内の「ファイルを開く」(図⑧)をクリックするか、保存先から直接ファイルを開き、プラグインをインストールします。

7. 図⑨ が表示されますので詳細情報(図⑩)をクリックします。
    実行ボタン(図⑫)が表示されるので、実行ボタン(図⑫)をクリックします。

   

8. 許可の要求(図⑬)が求められるため、OK(図⑭)をクリックします。

9. 図⑮ が表示されましたら、「Finish」ボタン(図⑯)をクリックするとインストールが完了します。

10. カメラの画面に戻りますと環境設定画面内に「ローカル」という項目が表示されます。


手動録画方法

【録画方法】
1. 『ライブビュー』画面を開きます。

2. 右下のカメラマークをクリックすると録画を開始します。
    録画中は、カメラマークの色が赤く(図①)なります。

3. 再度、カメラマーク(図①)をクリックすると録画が終了し、保存された旨のメッセージが画面右下(図②)に表示されます。

4. メッセージの下線部分をクリックすると保存先フォルダが開きます。

※ 録画ファイルを再生する場合は、VLC メディアプレイヤー、または、VSPlayer がインストールされている必要があります。
    以下の Web サイトより、VLC メディアプレイヤー 及び、VSPlayer がダウンロードできます。

(VLC メディアプレイヤー)
https://www.videolan.org/vlc/

(VSPlayer)
https://www.hikvision.com/en/support/tools/hitools/

5. 録画ファイルの保存先は、「環境設定」>「ローカル」の画面にて、「記録ファイルの設定」の「保存先」(図③)に指定されているフォルダとなります。

6. 変更する場合は、「ブラウザ」(図④)をクリックし、保存したいフォルダを指定してください。

7. 設定が完了したら、保存ボタン(図⑤)をクリックします。


microSD の設定

1. 「環境設定」→「ストレージ」→「ストレージマネージメント」→「HDD マネージメント」画面を開きます。

2. HDD No.1 が microSD になるため、HDD No.1 を選択(図①)します。

3. 右上のフォーマットボタン(図②)をクリックして、フォーマットします。

4. ハードディスク容量配属の設定項目にある「画像の比率」と「動画の比率」を「%」で指定(図③)します。

5. 設定が完了したら、保存ボタン(図④)をクリックします。


カメラ操作方法

1. 『ライブビュー』画面で、PTZ (図①)を選択(デフォルト設定)します。

2. カメラの向きを上下左右に変えるためのボタン(図②)がありますが、本カメラでは使用できません。

3. カメラボタンの右隣りには、ズームフォーカス絞りを変更するためのボタン(図③)がありますが、本カメラでは絞りは使用できません。


ディスプレイ設定

1. 『ライブビュー』画面で、PTZ アイコンの右隣りにある一般アイコン(図①)をクリックします。

2. ディスプレイ設定OSD 設定ビデオオーディオ設定などがあります。

3. ディスプレイ設定を選択するとシーン輝度コントラスト彩度明度露光時間WDRHLC などの設定(図2)ができます。


スケジュール録画

1. 「環境設定」→「ストレージ」→「記録スケジュール」画面で、「有効」(図①)をチェックします。

2. 「有効」(図①)の下にあるプルダウンメニューで、「スケジュール録画」(図②)を選択します。

3. 録画する時間帯を設定します。週の曜日毎に録画する時間帯を設定(図③)できます。

4. 最後に「保存ボタン」をクリック(図④)します。


スケジュール録画の再生

1. 『再生』画面にて、右側のカレンダー(図①)で、再生する映像の日付を選択し、検索します。

2. 映像を再生する場合、再生開始時刻をクリックし、中央にある黄色の縦線の位置に再生開始時刻を合わせます。(図②)

3.「再生ボタン」をクリック(図③)して、再生します。

4. 録画されている映像をダウンロードする場合は、再生時間のセットの左隣りにあるアイコン(図④)をクリックします。

※ 録画ファイルを再生する場合は、VLC メディアプレイヤー、または、VSPlayer がインストールされている必要があります。
    以下の Web サイトより、VLC メディアプレイヤー 及び、VSPlayer がダウンロードできます。

(VLC メディアプレイヤー)
https://www.videolan.org/vlc/

(VSPlayer)
https://www.hikvision.com/en/support/tools/hitools/


顔画像ライブラリの作成

1.「環境設定」→「顔画像ライブラリ」画面で、顔画像ライブラリの「追加ボタン」をクリック(図①)します。

2.「顔画像ライブラリ追加」の画面(図②)が表示されるので、顔画像のライブラリ名「kao_lib1」を入力して、「OKボタン」をクリック(図③)します。

3. 顔画像ライブラリ「kao_lib1」が追加(図④)されます。

4. 顔画像ライブラリ「kao_lib1」を選択(図⑤)して、「インポートボタン」をクリック(図⑥)します。

5.「インポート」画面にある「ブラウザボタン」をクリック(図⑦)します。

6.「ファイル選択」画面が表示されるので、インポートする顔の画像を選択(図⑧)し、「開くボタン」をクリック(図⑨)します。

7. インポート画面にある「OKボタン」をクリック(図⑩)します。

8. 顔画像ライブラリ「kao_lib1」のリストに 1行追加(図⑪)されます。

9. リストの行に表示されている内容を変更する場合は、変更したい行を選択(図⑫)し、「変更ボタン」をクリック(図⑬)します。

10. ID 番号などを変更(図⑭)し、「OKボタン」をクリック(図⑮)します。

11. モデリングするリストの行を選択(図⑯)し、「モデリングボタン」をクリック(図⑰)します。

12. 確認用の「OK ボタン」をクリック(図⑱)します。

13. モデリングが成功するとリストの「モデリングのステータス」列の値が「成功」(図⑲)になります。


顔認証

1. メニューから「Smart Display」を選択(図①)し、顔認証を行います。

2. 人の顔をカメラに映すと顔認証が実行されます。
3. 登録されている顔ライブラリの中から最も似ている顔画像と登録内容を表示(図②)し、顔の類似度を「%」で表示(図③)します。


顔認証の設定

1. [環境設定] → [比較とモデリング] → [顔比較とモデリング] の画面で、「顔画像の比較」(図①)と「顔比較の有効化」(図②)を選択します。

2.「顔画像アップロード設定」、「リンク比較アラーム設定」、「比較モード設定」を必要に応じて設定(図③)し、顔認証に使う顔画像ライブラリをプルダウンメニューで選択(図④)します。

3.「アラームスケジュール」タブを選択(図⑤)し、アラームスケジュールを設定(図⑥)します。

4.「リンケージメント」タブを選択(図⑦)し、リンケージメントの設定項目を選択(図⑧)します。

5.「保存」ボタンをクリック(図⑨)します。

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