◆◆◆◆◆◆ サイバー攻撃「DDoS攻撃」 ◆◆◆◆◆◆
はじめに
2024年から2025年にかけて、多くの人が奇跡の9連休となった日本国内では、航空会社や銀行、通信業といった重要インフラにサイバー攻撃が相次ぎ、システム不具合が起きるなどの支障が頻発した。
クリスマスが終わり、正月ムードが漂う9連休のシステム障害は、市民生活に大きな影響を及ぼしました。
DDos攻撃とは
これらのサイバー攻撃は、DDos攻撃と呼ばれるもので、たくさんのコンピュータが同時に特定のサーバーにリクエストを送ることで、サーバーが対応しきれず動けなくなるといった攻撃のことです。例えるなら、学校の購買で、学生が一斉にパン購入したい!との声をあげ、販売員がどれに対応していいのかわからず固まってしまうような感じです。
DDos攻撃の目的
DDos攻撃は、データを不正に盗んだり改ざんしたりするような行為は行えません。
この攻撃を行う主な目的は、以下の理由が考えられます。
- 嫌がらせ
- 脅迫
- 金銭の要求
- 抗議
- 競争相手からの妨害
- ほかの攻撃から目をそらすための陽動

DDos攻撃の種類
- UDPフラッド攻撃:
- サーバーに大量のUDPパケットを送信し、処理能力を超えるよう負荷をかけサービスを停止させる。
- SYNフラッド攻撃/FINフラッド攻撃:
- SYNは「接続要求」、FINは「切断要求」
- サーバーに大量のSYNパケットを送信して接続を要求し、応答を待たず切断を要求するFINパケットを送信する。こうして、サーバーのリソースを無駄に消費させることでアクセスを妨げる。
- DNSフラッド攻撃:
- DNSサーバー(名前解決サーバー)に対して大量の不正リクエストを送信し、DNSサーバーに過剰に負荷をかけ、Webページが開かなくなる。
- ACKフラッド攻撃:
- 大量の不正なACKパケット(確認応答パケット)を送信し、サーバーの処理能力を超えるほどのデータを処理させて負荷をかけ、正常な通信処理を妨げる。
DDos攻撃への対策
- ・不要なサービスやポートを閉じる:
- 攻撃の侵入経路を狭くできる。
- ・アクセスを制限する:
- あらかじめアクセス制限をしておくとリスクを低減できる。
- ・CDN「ContentsDeliveryNetwork(コンテンツ配信ネットワーク)」の利用:
- CDNは世界中にキャッシュサーバーを配置してコンテンツを配信する仕組みです。DDos攻撃は、ターゲットサーバーに対して大量に負荷をかけます。サーバーが複数あるということで、負荷が分散され、被害の抑制につながります。
- ・WAF「Web Application Firewall (Webサイトを含めたWebアプリケーションの脆弱性を狙った攻撃から保護するためのファイアーウォール)」:
- 通信プロトコルやレイヤーへのアクセスを重点的に監視し、不正アクセスを検出しブロックする。
- ・IPS「Intrusion Prevention System(不正侵入防止システム)」の導入:
- 不正アクセスや異常な通信を検知したり、ブロックするシステム。
一般家庭のWi-Fiルーターなどもセキュリティを確認!
私たちの家庭のWi-FiルーターやIot機器などが、マルウェアに感染することでDDos攻撃の踏み台にされる可能性がおおいにあります。マルウェアに感染したPCやサーバーは乗っ取られ、攻撃者に操作され、サイバー攻撃や迷惑メールを仕掛けてしまいます。被害者から加害者となってしまいかねません。
対策としては、基本的なことです。
- IDとパスワードの変更
- 企業はもちろん、個人であってもウィルス対策ソフトを入れておく
- OSは常に最新にアップデート!端末の管理を十分に!
- 送信元不明のメールの添付ファイルは開かない、怪しいリンクはクリックしない
PCやIot機器が周りにあふれている現代、いつ自分が被害者から加害者になってしまうかわかりません。
出かける際には家の鍵をしっかり閉めて確認するように、周囲のPCやサーバなどのセキュリティも確認して、対策していきましょう。
ここで問題です。
Webサイトなどに不正なソフトウェアを潜ませておき、PCやスマートフォンなどのWebブラウザからこのサイトにアクセスしたとき、利用者が気付かないうちにWebブラウザなどの脆弱性を突いてマルウェアを送り込む攻撃はどれか。
- :DDos攻撃
- :SQLインジェクション
- :ドライブバイダウンロード
- :フィッシング攻撃
