製品Matrox旧製品情報 》Matrox Helios eCL/XCL
製品名称:Matrox Helios eCL/XCL
製品資料 1:Matrox Helios eCL/XCLシリーズ性能比較
               2:Matrox Helios eCL/XCL リーフレット
               3:Matrox Helios eCL/XCL製品ガイド
               4:製品比較表--総合
                

■商品概要

コンベンショナルなPCIバスと互換性のある高性能拡張仕様であるPCI-X技術を搭載した超高速画像入力ボードです。基幹コンポーネントは独自のASIC(Matrox Oasis)。PCI-Xコントローラとの強力なプロセッサコアの組合せにより、ホストCPUを画像フォーマッティングと前処理のタスクから解放します。

主な特長

x4 PCIeTM (eCL)またはPCI-XR (XCL)カード2つの完全に独立したBaseまたは1つのFull

BASE構成2台またはFULL構成1台のカメラ制御

最大85MHzまでのピクセッルクロックに対応

◆1GBまでのDDR SDRAM搭載可能

5 GB/秒を越えるメモリ転送速度

最大100 BOPS (Billion Operations Per Second)の強力な前処理コア能力

最大1GB /秒のホストPC転送能力

MIL/ActiveMILまたは MIL-Lite/ActiveMIL-Liteで使用可能(別売)

シリアルポートはCOMポートにマッピング可能

Windows2000、XP、Linux(※)サポート

4逓倍のロータリーエンコーダーに対応

非常に優れたビデオ取り込みレート
Matrox Helios eCL/XCLは高機能Camera LinkRフレームグラバの新しい基準です。それはPCIeTM/PCIX R技術を活用します。当該技術は単一ボードによる方法に先例無しビデオ入力速度を実現し、ほとんどの厳しいCamera LinkR カメラを容易に受け入れられます。 Matroxによって設計されたカスタムASICは、強力なプロセッサコアを結合し、 画像の構成および前処理タスクからホストCPUを軽減します。これらの特徴は、今日 と明日のビジョンアプリケーションに必要とされるパワーと柔軟性をMatrox Helios eCL/XCLに提供します。
完全な Camera Link TM フレームグラバ<eCL/XCL>
Helios eCL/XCLは2つのバージョン即ち全く独立な2台のBASEからなるカメラから同時に取込めるデュアルBASE版及びBASE / MEDIUM / FULLからなるカメラ1台から取り込めるシングルFULL版から選択できます。いずれのバージョンもカメラリンク規格の任意のエリア、ラインスキャンカメラより最大速度で取込みが可能です。
高性能ホストバスインターフェースの選択
4レーン(x4)PCIeとPCI-Xは、HeliosシリーズをホストPCに接続するためのインターフェースです。PCIeのVersion 1.xは2.5GHzでx4上を最高時で1GB/secの転送能力を発揮します。Helios XAおよびXCL の採用するPCI-Xは、コンベンショナルなPCI バスと互換性の有る高性能な拡張仕様です。Version 1.0 では最大64- bit、133MHz迄の物理的接続をサポートしており、最高時で1GB/secの転送能力を発揮します。PCI-XはIntelとSeverworksのChipset技術によりPC標準を確立しています。
最先端技術のMatrox Oasis ASIC
Matrox ImagingはMatrox Helios eCL/XCLの極めて重要な要素 Oasis ASICを設計しました。高密度チップのMatrox Oasisはリンクコ ントローラ、メインメモリコントローラ、ピクセルアクセラレータを統合 します。
ピクセルアクセラレータ
Pixel Accelerator(PA)は近傍演算、画素間演算、LUT演算を高速化する並列処理エンジンです。PAは並行処理できる64個の処理ユニットから構成し、それぞれのユニットは乗算(MAC)ユニットと数値論理演算(ALU)ユニットから構成しています。 MACユニットはコンボリューション演算のために1サイクルあたり40bitの演算器で1つの16bitx16bit、2つの8bitx16bitまたは4つの8bitx8bitの乗算をこなします。40bit演算器は16×16のカーネルで16bitの係数とデータによる演算でもオーバーフローしません。さらにPAアーキテクチャはシンメトリーなカーネルならば4倍スピードで処理でき、ALUは広範囲の数値論理演算が実行できます。ALUによりメモリアクセス回数を減らしメモリI/Oを加速するために1サイクルあたり1命令でピクセルあたり最高256の命令を実行するようにプログラムすることが可能です。PAは4つの入力バッファ(MACでは1つ)と4つの出力バッファにアクセスできる結果として、4つの画像の平均化など処理を1回のパスで実行できます。動作周波数は167MHzで、最高100BOPS (Billion operations per second)まで実行可能です。