システム開発から画像処理、IT技術者派遣まで。株式会社ビットストロング

Matrox Morphis Evoは、複数の標準ビデオ信号をフル解像度で同時に全フレーム、リアルタイムを取り込み、圧縮するデジタルビデオ記録アプリケーション（DVR）用のコストパフォーマンスの高い画像入力ボードです。圧縮は画像の品質をアップさせた新しい産業規格でH.264によって実行し、記録容量とネットワーク転送を最小化します。

■監視用に考案された16Chビデオ入力

Matrox Morphis Evoは、同時に最大16Chの独立した標準ビデオ信号の取込が可能です。それぞれのビデオ入力はセキュリティシステムに通常必要とされるモーション、影、夜など景色の変化検出をハードウェアベースで備えています。さらにMatrox Morphis Evoでは、取り込んだ画像への簡単なグラフィックやテキストのスーパーインポーズも可能です。選択可能なプライバシー範囲の設定で景色中のセンシティブな部分を隠す事も可能です。

■音声付リアルタイムマルチチャンネルH.264エンコーディング

Matrox Morphis Evoは、リアルタイムに複数チャンネルに対応可能なベースラインプロファイル（BP)H.264エンコーダーを搭載しています。H.264 はMPEG4 part10 として知られ、ITU-T Video Group Coding Experts グループ（VCEG）がISO/IEC Moving Picture Expert Group（MPEG）と共に開発しました。このビデオ圧縮規格は品質を落とすこと無しで、最適な圧縮比を実現し、限定的なバンド幅のメディアを介した伝送やビデオ保存を最大化することです。リアルタイム複数チャンネルH.264 エンコーダーは16ChのフルD12ビデオ信号に対応しています。フレームレートや解像度、ビットレートなどのパラメータは圧縮中でにチャンネル毎に変更できるので、再起動するまではないです。最大16Chのモノラルオーディオ入力はビデオ信号と共に8kHzもしくは16kHzでG.711A-Lawフォーマットでエンコード可能です。

■アクセサリ機能

Matrox Morphis Evoには基本のビデオ入力と圧縮機能を加え、システム構築を簡素化する各機能を有しています。サードパーティのボード無し予備のI/Oやモーター制御のパン、チルト、ズーム（PTZ）を含むカメラ制御用のRS- 485/422シリアルポートや、個々のビデオ入力を写すためのアナログスポットモニター出力も含まれます。

■ソフトウェア

Matrox Morphis Evoには、産業用画像処理アプリケーション開発ツールのMatrox Imaging Library（MIL）が対応しています。MILは画像取込、処理、解析、注釈、表示、圧縮の対話型ソフトウェアとプログラミング機能を含んでいます。H.264 A/V信号の再生にはサードパーティのプレーヤーを使用します。これらのツールは生産性を上げる様に設計されており、市場にソリューションを提供するまでの時間を短縮し、工数を減らします。詳細はMILのデータシートをご参照ください。